lrf's diary

リトルレッドフォックス英語教室のブログです。 教室ウェブサイト http://www.lrf-english.info

子どもに使える英語を学ばせたい。

 2012年11月、楽天リサーチが未成年の子どもをもつ保護者1,000人に

調査をしたところ、約9割が日本の英語教育に

不満をもっているという

結果が出たそうです。(アルク子ども英語ジャーナル3月号より)

 

一番多かった理由は 実用的な英語力が向上しない

授業内容。で68.8パーセント。

 

本来なら、義務教育で未来の日本人を教育

して欲しいですね。

 

私自身(LRF日本人スタッフ)は 大人になって12年かけて

英語を習得してきました。

外国で毎日英語を使って生活していても、

英語が上達する人と、いつまでの同じレベルから脱しない人と

さまざまです。

 日本から一歩も出ずに、流暢の域まで達した人もいました。

 

あらためて どうやって 上達してきたか 考えてみました。

ちなみに わたしは 頭の回転がよいとは とてもいえない 

ゆっくり型の学習者です。

でも、英語の会話の回路はしっかり頭に作られています。

 

  1. 英語の文のルール(文法)を知る。
  2. 1で学んだ文を使って 自分の言いたい事や、
    自分について話したり 書いたりする
  3. 英語を耳が慣れるまで聞く。聞いてわからなければ 
    一つ一つのことばがわかるまでCDを何度も聞く。
  4. 新しい語彙を増やす。語彙を習ったら、
    必ず文章にして使えるようにする
  5. フォニックスなどで 通じる発音の練習をする。

こうやって 書き出してみると 当たり前のことばかりかもしれません。

それを バランスよく ぐるぐる、 そして だんだんスパイラル状に

レベルを上げていきます。

 

もちろん 年齢によって 発達段階や興味が違うので

これに肉付けをしていくのが 教師の役割ですね。

 

肉付けが 興味のひく ゲームだったり、

印象に残るルールの教え方だったり、

記憶しやすいドリル(反復練習)だったり。

 

 私の前の職場(小学校)は英語教育に力を入れている学校だったのですが、

 

集団教育で なかなかうまくいかないのが、

 

2.1で学んだ文を使って 自分の言いたい事や、
自分について話したり 書いたりする

 

だと思います。

生徒の人数や教員の数等、もろもろの理由で 難しいですよね。

 

でも、習ったことを自分のものにするには

当然のことだと思います。

日本語だって 覚えたことを 自分で使って覚えてきたのですから。

 

あるフランス人青年に聞いたのですが、フランスでは学校が終わった後の

アフタースクール(塾のようなもの)があり

子ども達は、学校の勉強が終わったあと 自分の興味のあるスクールに通うそうです。

例えば、バイオリンだったり 音楽理論(作曲)だったり、スポーツだったり。

 

ここでいう塾は日本のそれとは また一味違うようでした。

公教育ですべてを満たすのは 制度的に難しい。それに 

それぞれの子どもたちの興味や得意とすることは違います。

そこで 私塾でそれぞれの興味や才能を伸ばしていくようにしているのでしょう

 

でも、一番の問題はお金…。

 

そこで 提案したい。

 

国がそれぞれの子どもがアフタースクールに行けるように、一定額のバウチャーを発行し、アフタースクール側はそのバウチャー番号で、支払いをもらえるようにしたらどうだろう。

 

集団教育には 限界があると思うのです。